4. Androidを管理する

4. Androidを管理する

4.15.2. 「パスワードリセット」の実行

ここでは、「パスワードリセット」の実行方法を説明します。
パスワードリセットは、利用者のデバイスに設定されたパスワードを、管理者がリセットする機能です。
利用者が設定したパスワードを忘れてしまい、パスワードロックの解除ができなくなった場合などに、管理者がパスワードの設定値をリセットすることができます。
パスワードリセットを実行すると、デバイスに以下のリセット用パスワードが設定されます。

リセット用パスワード
9999

リセット用パスワードは利用者に通知されないため、管理者から利用者に伝えてください。

パスワードリセットの注意事項

・パスワードリセットを利用するには、対象デバイスに「機能制御」ポリシーを適用しておく必要があります。

4.6. デバイスに適用するポリシーを管理する

・Android OSバージョンが2.3の場合、パスワードリセットを利用するためには、SPPM Agent for 3.0を再登録する必要があります。

・パスワードリセットの実行後は、必ずデバイス側でパスワードの変更を行ってください。変更しないと、リセット用パスワードがデバイスのパスワードとして設定されてしまう場合があります。

・Android OSバージョンが6以上の場合、パスワードリセットボタン押下後に「端末起動時の保護の無効化」設定画面が表示されます。

「端末起動時の保護の無効化」設定の注意事項

・「起動の保護」はメーカーや機種により設定できるデバイスと設定できないデバイスがあります。

・該当デバイスにおいて、「起動の保護」が有効 or 無効であることはSPPM Agent for 3.0では検知できません。

・「起動の保護」が有効なデバイスの場合、無効化「する」を選択するとパスワード再設定時に「起動の保護」を設定する画面(以下画面①)が表示されず、デバイス起動時に「起動の保護」のパスワード解除(以下画面②)が要求されなくなります。無効化「しない」を選択した場合は、パスワード再設定時に「起動の保護」を設定する画面(以下画面①)が表示され、ユーザ操作によって「起動の保護」の設定が可能です。

・「起動の保護」が無効なデバイスの場合、無効化「する」「しない」どちらを選択しても、デバイスには無影響です。パスワードリセットのみ実施されます。

・「起動の保護」が有効なデバイスを無効化したい場合、パスワードリセットを実施頂く必要があります。パスワードリセットボタン押下後の「端末起動時の保護の無効化」設定で「する」を選択してください。

・「端末起動時の保護の無効化」設定で「する」を選択して無効化した場合、デバイスを初期化するまで無効化は解除できません。

以下画面①は、「起動の保護」を設定する画面です。

画面②は、「起動の保護」が有効なデバイスを起動した後に表示される「起動の保護」の画面です。画面①、②共にメーカーや機種により画面は異なります。

画面①

画面②

1.「デバイス一覧」画面を表示し、パスワードリセットを実行したいデバイス名をクリックします。

4.5.1. 「デバイス一覧」画面を表示する


詳細情報の画面が表示されます。

2.「利用者」の項目の「パスワードリセット」ボタンをクリックします。


「端末起動時の保護の無効化」画面が表示されます。

3.「端末起動時の保護の無効化」を「する」or「しない」ボタンをクリックします。


確認画面が表示されます。

「端末起動時の保護の無効化」画面は、Android OS6以上の場合に表示されます。
4. パスワードリセットを実行したいデバイスであることを確認し、「OK」ボタンをクリックします。

パスワードリセットの実行要求メールが管理者に送信されます。
デバイス側でパスワードリセットが実行されます。
その後、パスワードリセットの実行完了メールが管理者に送信されます。

パスワードリセットの実行後に、利用者が任意のパスワードに変更する場合は、再度リセット用パスワードを入力する必要があります。

TOP