4. Androidを管理する

4. Androidを管理する

4.2.4. トークン登録方式で設定する

ここでは、トークン登録方式でのAEの事前設定方法を説明します。
トークン登録方式では、Google Workspace、お客さまのドメインのいずれかを利用して、ユーザごとにアカウントを作成します。

トークンを生成する(Google Workspaceを利用する場合)

Google Workspaceのビジネス用のGoogleアカウントを使って、トークンを生成します。ドメイン名は、事前にGoogle Workspaceの契約情報で確認しておきます。

1. Google Workspaceのビジネス用のGoogleアカウントで、Google管理コンソールにログインします。

https://admin.google.com/

「管理コンソール」画面が表示されます。

Google管理コンソールの操作方法は、Googleにより予告なく変更される場合があります。
2.「デバイス」をクリックします。


「移動先」画面が表示されます。

3. 画面左の「設定」をクリックし、「サードパーティとの連携」をクリックします。


「サードパーティとの連携」画面が表示されます。

4.「Android EMM」をクリックします。

5.「EMMプロバイダを追加」をクリックします。


「EMM プロバイダの管理」の画面が表示されます。

6.「トークンを生成」ボタンをクリックします。


トークンが表示されたら、作業は完了です。

トークンを生成する(お客さまのドメインを利用する場合)

お客さまのドメインを利用してトークンを生成する場合は、ドメイン情報などをGoogleに申請・登録する必要があります。また、設定に必要なトークンを生成するため、DNSサーバにTXTレコードを追加します。

1.「設定」をクリックし、「Android Enterprise」-「トークン登録」の順にクリックします。

「Android Enterpriseトークン登録」画面が表示されます。

2.「こちら」をクリックします。

申請内容は、Googleにより予告なく変更される場合があります。
3.「次へ」をクリックします。

4. 企業または組織情報を入力し、「次へ」をクリックします。

5. 所在地と電話番号を入力し、「次へ」をクリックします。

6. Googleから連絡を受け取るためのメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。

7. Android Enterpriseで利用するドメインを入力し、「次へ」をクリックします。

8. アカウントの管理者名を入力し、「次へ」をクリックします。

9. ログイン情報を入力し、「次へ」をクリックします。

10. フィードバック有無を選択します。

11. 確認事項にチェックをいれ、「同意してアカウントを作成」をクリックします。

12.「設定に進む」をクリックします。

13.「開始」ボタンをクリックします。


「Verify domain ownership」画面が表示されます。

14. ご使用の環境に応じて、ドメインの確認方法を選択します。
ここでは、例として「別の方法を選択」をクリックし、「ドメインホスト レコードを追加(TXTまたはCNAME)」を選択します。

15. TXTレコードを追加するDNSサーバにアクセスします。
ドメインの登録と、DNSサーバへのアクセスを同時に実行できない場合は、この手順をスキップして次に進んでください。
16.「ログインできました。」をクリックします。

17.「自分のドメインのコントロールパネルを開きました。」をクリックします。


「値/応答/参照先」に、TXTレコードが表示されます。

18. DNSサーバにTXTレコードを追加し、「TXT確認レコードを追加しました。」をクリックします。
手順13.をスキップした場合は、一度管理サイトを閉じ、DNSサーバにアクセスして、TXTレコードを追加します。再度管理サイトを開き、「TXT確認レコードを追加しました。」をクリックしてください。
19.「TXT確認レコードを保存しました。」をクリックします。
20.「確認」ボタンをクリックします。
21.「次へ」ボタンをクリックします。

トークンが生成されます。

22. トークンをコピーし、「終了」ボタンをクリックします。

ドメイン名とトークンを管理サイトに登録する

生成、確認したドメイン名とトークンを、管理サイトに登録します。

一度登録したドメインは、別のDMコードには登録できません。
1.「設定」をクリックし、「Android Enterprise」-「トークン登録」の順にクリックします。

「Android Enterpriseトークン登録」画面が表示されます。

2.「ドメイン」と「トークン」を入力し、「サービスアカウント登録」を選択します。

3.「サービスアカウント登録」で「する」を選択した場合は、「サービスアカウント」、「クライアントID」、「管理者アカウント」を入力し、「証明書アップロード」で初期設定時に保存したファイルをアップロードします。

4.「登録」ボタンをクリックします。

確認画面が表示されます。

5. 内容を確認し、「OK」ボタンをクリックします。

「トークン登録処理を完了しました。」と表示されたら、作業は完了です。

Android Enterpriseの設定を有効にする

Android Enterpriseの設定を有効にし、タイムゾーンを設定します。

手順8.以降は、Playストアのサイレントインストール機能を利用するために必要な操作です。

4.9.2. Playストアアプリをサイレントインストールする
1. Android Enterpriseを使用するアカウントで、Google管理コンソールにログインします。

https://admin.google.com/

「管理コンソール」画面が表示されます。

Google管理コンソールの操作方法は、Googleにより予告なく変更される場合があります。
2.「デバイス」をクリックします。


「移動先」画面が表示されます。

3. 画面左の「設定」をクリックし、「サードパーティとの連携」をクリックします。


「サードパーティとの連携」画面が表示されます。

4.「Android EMM」をクリックします。

5.「EMMプロバイダの管理」をクリックします。


「EMM プロバイダの管理」画面が表示されます。

6.「AXSEED SPPM」が表示されていることを確認します。

7. 前の画面に戻り「サードパーティの Android モバイル管理を有効にする」にチェックを入れ、「保存」をクリックします。


Android Enterpriseの設定が有効になります。

8.「タイムゾーン」で、「日本」と「(GMT+09:00)東京」を選択し、「保存」をクリックします。

9.「プロファイル」をクリックします。

10.「タイムゾーン」で、「Japan」と「(GMT+09:00)Asia/Tokyo」を選択し、「保存」をクリックします。

ユーザアカウントを作成する

デバイス登録時に使用する、ユーザ用のGoogleアカウントを作成します。
Google管理コンソールから作成する方法と、管理サイトから作成する方法の2種類があります。

Google管理コンソールから作成する

Google管理コンソールから、1人ずつ、または一括で、ユーザ用のGoogleアカウントを作成します。

1. Android Enterpriseを使用するアカウントで、Google管理コンソールにログインします。

https://accounts.google.com/

「管理コンソール」画面が表示されます。

Google管理コンソールの操作方法は、Googleにより予告なく変更される場合があります。
2.「ユーザー」をクリックします。


「ユーザー」画面が表示されます。

3. 1人ずつアカウントを作成する場合は「新しいユーザーの追加」ボタンをクリックします。
一括でアカウントを作成する場合は「ユーザーの一括アップロード」ボタンをクリックします。

4. ユーザを追加します。
  • 「新しいユーザーの追加」ボタンをクリックした場合は、ユーザの情報を入力して「新しいユーザーの追加」をクリックし、「完了」をクリックします。

  • 「ユーザーの一括アップロード」ボタンをクリックした場合は、「ユーザ情報をCSVファイル形式でダウンロード」または「空のCSVテンプレートをダウンロード」をクリックし、ダウンロードしたCSVファイルに必要な情報を入力します。その後、「CSVを添付」ボタンからアップロードします。

CSVファイルでは、「First Name」、「Last Name」、「Email Address」、「Password」の入力は必須です。
5. アカウントが作成されていることを確認します。

管理サイトから作成する

サービスアカウントを登録し、管理サイトからユーザ用のGoogleアカウントを作成します。CSVファイルで一括作成します。

1.「設定」をクリックし、「Googleアカウント登録」をクリックします。

「Googleアカウント登録」画面が表示されます。

2.「Googleアカウント取得」ボタンをクリックし、ダウンロードされたCSVファイルを保存します。

3. CSVファイルを開き、情報を入力します。

項目 説明
動作モード(1:新規、2:修正、3:削除) アカウントを新規作成する場合は「1」を、修正する場合は「2」を、削除する場合は「3」を入力します。
次回ログイン時のパスワード変更(0:変更する、1:変更しない) 初回ログイン時に、パスワードの変更をユーザに要求するかどうかを選択します。
要求する場合は「0」を、要求しない場合は「1」を入力します。
アカウント所有者の姓を入力します。
アカウント所有者の名を入力します。
ユーザ名 アカウントのユーザ名を半角で入力します。
パスワード ログイン時のパスワードを半角で入力します。
CSVファイルを作成する際の注意事項

CSVファイルの文字コードは、管理サイトで設定されている言語によって異なります。日本語の場合はShift-JIS、英語の場合はUTF-8(BOM無し)を使用してください。これ以外の文字コードを使用した場合は、予期せぬ挙動が発生する可能性がございます。CSVファイルの作成手順は「1.4.3. CSVファイルを作成する」を参照してください。

4. CSVファイルを保存して、「Googleアカウント登録」画面に戻ります。
5.「ファイルを選択」ボタンをクリックし、CSVファイルをアップロードして、「登録」ボタンをクリックします。


「アカウント登録完了しました。」と表示されたら、作業は完了です。

アカウント情報を確認する場合は、「Googleアカウント取得」ボタンをクリックしてください。現在登録されているアカウント情報が、CSV形式で出力されます。

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