4. Androidを管理する

4. Androidを管理する

4.6.3. ポリシーを作成する(レガシーMDMの場合)

ここでは、レガシーMDMの場合に、「ポリシー作成」画面でポリシーの内容を設定する方法を説明します。
「ポリシー作成」画面は、「ポリシー登録」画面で「ポリシー種別」を選択し、「ポリシーを作成」ボタンをクリックして表示します。


表示される設定項目に従って、ポリシーを作成します。

機能制御

デバイスのパスコードや機能制御、位置情報の取得などに関するポリシーを作成します。

項目の説明-基本設定

項目 説明
ポリシー名 ポリシーの名前を、100文字以内で入力します。

項目の説明-パスコードポリシーの設定

項目 説明
パスコード義務化 パスコードの設定を義務付けるかどうかを選択します。
パスコードの有効期限 パスコードの設定を義務化した場合に、パスコードの有効期限(日数)を選択します。
ここで選択した日数が経過すると、パスコードの変更が要求されます。
パスコードの種類 パスコードの設定を義務化した場合に、パスコードとして設定できる文字の種類を選択します。
最小のパスコード長 パスコードの設定を義務化した場合に、パスコードの最小文字数を選択します。
パスコードの再利用回数 過去に設定したことのあるパスコードを再度設定できるようになるまでの回数を、0~50回の範囲で入力します。
ロックNo.(PIN)とパスワードのみに適用されます。

・デバイス上には指定した回数は表示されません。

バックライト点灯時間 バックライトの点灯時間を選択します。
パスコードの設定を義務化した場合に設定が有効になります。デバイスに該当項目がない場合は、最も近い時間が反映されます。

項目の説明-デバイス制御の設定

項目 説明
利用禁止対象 利用を禁止する機能を選択します。

・外部メモリの利用を禁止すると、外部メモリ(microSDなど)が利用できなくなります。

・Android OS 4.2以降の場合は、外部メモリの利用を禁止できません。

項目の説明-ローカルロックの設定

この設定は、パスコードの設定を義務化した場合に有効になります。

ロック画面のメッセージ及びロック時の緊急連絡先はOS8以上のデバイスをご利用の場合、表示されません。

項目 説明
入力を失敗できる回数 パスコードの入力を失敗できる最大回数を選択します。
この回数失敗すると、デバイスがロックされます。

・例えば「4」を選択した場合は、パスコードの入力を4回失敗すると、デバイスがロックされます。

ロック画面メッセージ デバイスがロックされた場合に、デバイスのロック画面に表示するメッセージを入力します。100文字まで入力できます。
ロック時の緊急連絡先 デバイスがロックされた場合に、デバイスのロック画面に表示する連絡先(電話番号など)を入力します。16文字まで入力できます。

・連絡先が海外の場合は、「+国番号」から入力してください。

・デバイスのロック画面から表示された電話番号に発信できます。

項目の説明-ローカル外部メモリ消去の設定

この設定は、パスコードの設定を義務化した場合に有効になります。

項目 説明
入力を失敗できる回数 パスコードの入力を失敗できる最大回数を選択します。
この回数失敗すると、デバイスに挿入されている外部メモリ(microSDなど)内のデータが消去されます。

・例えば「4」を選択した場合は、パスコードの入力を4回失敗すると、外部メモリ内のデータが消去されます。

・「ローカルロックの設定」の「入力を失敗できる回数」と同じ回数を設定できます。

項目の説明-ローカルワイプの設定

この設定は、パスコードの設定を義務化した場合に有効になります。

項目 説明
入力を失敗できる回数 パスコードの入力を失敗できる最大回数を選択します。
この回数失敗すると、デバイスが初期化されます。

・例えば「6」を選択した場合は、パスコードの入力を6回失敗すると、デバイスが初期化されます。

・「ローカル外部メモリ消去の設定」の「入力を失敗できる回数」よりも多い回数を設定する必要があります。

・実質的に、「ローカルワイプの設定」は「ローカルロックの設定」と併用して設定できません。

・ローカルワイプによりデバイスが初期化された場合は、利用者から管理者へ報告させるようにしてください。該当デバイスの情報が管理サイト上に残ることで、SPPMの申し込みデバイス数の上限を超えてしまう可能性があります。

項目の説明-GPS設定

項目 説明
位置情報 位置情報を取得するかどうかを選択します。

・位置情報は、定点計測により最新の1件が表示されます。緯度、経度と位置情報の取得日時を確認できます。

位置情報取得義務化 位置情報を取得する場合に、利用する位置情報源を選択します。

・デバイス上には、指定した位置情報源を有効にするプッシュメッセージが表示されます。指定した位置情報源がデバイスで設定されるまで、定期的にメッセージが表示されます。

項目の説明-その他設定

項目 説明
ポーリング間隔時間 ポーリング間隔時間を選択します。
システムアップデート禁止 京セラデバイス(Android OS 6以降)向けとAQUOS sense basic(702SH)向けに、OSアップデートを含むシステムアップデートを禁止するかどうかを選択します。

アプリケーション制御

指定したアプリケーションの起動を制御するポリシーを作成します。
なお、以下のアプリケーションは起動を制御できません。

  • SPPMによって提供されたアプリケーション(SPPM Agent for 3.0など)
  • ウィジェット
・アプリケーションの仕様により、起動を制御できない場合があります。対象デバイスで動作を確認の上、ポリシーを適用してください。

・Android OS 5.X以前の場合、アプリケーション「Google設定」の起動を禁止するとデバイスが正常に動作しない可能性があります。ブラックリストに「Google設定」を指定しないでください。または、ホワイトリストに「Google設定」を必ず指定してください。

項目の説明

項目 説明
ポリシー名 ポリシーの名前を、100文字以内で入力します。
制御方法 アプリケーションの制御方法を選択します。

・「ブラックリスト」を選択した場合は、リストで指定したアプリケーションは起動禁止、指定していないアプリケーションは起動許可となります。

・「ホワイトリスト」を選択した場合は、リストで指定したアプリケーションは起動許可、指定していないアプリケーションは起動禁止となります。

アプリケーション選択 アプリケーションの指定方法を選択します。

・「アプリケーション一覧から選択」を選択した場合は、「選択」ボタンをクリックし、アプリケーションの一覧から選択します。

・「CSVで指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。CSVファイルは、1行目に「applicaionName,packageName」と記載し、2行目以降に設定値を記載します。

デバイス側の操作

「アプリケーション制御」ポリシーが適用されると、ブラックリストで指定したアプリケーション、またはホワイトリストで指定していないアプリケーションを起動しようとしたときに、デバイスの画面にエラーメッセージが表示されます。

アナザービューの制御について

Androidデバイスには、アナザービューという機能が搭載されている機種があります。「アプリケーション制御」ポリシーが適用されると、アナザービューも起動禁止となります。

アンインストール指示

指定したアプリケーションのアンインストールを指示するポリシーを作成します。
なお、以下のアプリケーションはアンインストールできません。

  • SPPMによって提供されたアプリケーション(SPPM Agent for 3.0など)
  • デバイスにプリインストールされているアプリケーション

項目の説明

項目 説明
ポリシー名 ポリシーの名前を、100文字以内で入力します。
アプリケーション選択 アプリケーションの指定方法を選択します。

・「アプリケーション一覧から選択」を選択した場合は、「選択」ボタンをクリックし、アプリケーションの一覧から選択します。

・「CSVで指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。CSVファイルは、1行目に「applicaionName,packageName」と記載し、2行目以降に設定値を記載します。

デバイス側の操作

「アンインストール指示」ポリシーが適用されると、デバイスの画面にアンインストールを促すメッセージが表示されます。このメッセージは、アンインストールを実施するまで繰り返し表示されます。


「OK」を選択し、画面の指示に従ってアンインストールを実施します。

Wi-Fi接続制限

指定したSSIDに限り、Wi-Fi接続を許可するポリシーを作成します。
1つのポリシーで指定できるSSIDは、最大100個です。

項目の説明

項目 説明
ポリシー名 ポリシーの名前を、100文字以内で入力します。
指定方式 SSIDの指定方法を選択します。
SSID 「指定方式」で選択した指定方法に従って、SSIDを指定します。

・「入力指定」を選択した場合は、Wi-Fi接続を許可するSSIDを直接入力し、「追加」ボタンをクリックします。32文字まで入力できます。

・「CSV指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。CSVファイルは、1行目に「SSID」と記載し、2行目以降に設定値を記載します。

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