4. Androidを管理する

4. Androidを管理する

4.9.4. アプリケーションの権限やパラメータ(Managed Configuration)を設定する

管理サイトに登録したアプリケーションの権限やパラメータ(Managed Configuration)を設定します。

・設定値はアプリケーションによって異なります。設定値がない場合もあります。

・設定値については、アプリケーションの提供元に確認してください。

SPPM Agent for 3.0のアプリ権限設定で「許可しないに固定」を設定しないようにしてください。
「許可しないに固定」を設定してしまうと、SPPM Agent for 3.0が正しく動作しません。
1.「アプリ」をクリックし、「Android」-「Playストアアプリ」の順にクリックします。

「Playストアアプリ」画面が表示されます。

2. 設定したいアプリケーションを選択し、「アプリ設定」ボタンをクリックします。


「アプリ設定」画面が表示されます。

3.「アプリ権限設定」の各項目を設定します。

項目 説明
デバイス登録時アプリ配信 デバイス登録が完了するとアプリを自動でサイレントインストールすることができます。
アプリの配信先は「全体」もしくは「グループ」から選択できます。グループの場合は複数グループの選択が可能です。
詳細は「4.9.2. Playストアアプリをサイレントインストールする 」をご参照ください。
アプリの更新設定 「標準」、「アプリ更新時に即更新」、「90日後に更新」の中から選択できます。
初期値では、「標準」が選択されています。■「標準」を選択した場合
デバイスのGoogle Playストアの更新設定に従って更新されます。

■「アプリ更新時に即更新」を選択した場合
新しいバージョンのアプリがGoogle Playストアに公開された後(以下「最新バージョンに更新」という)、次にデバイスがインターネットに接続されたときにすぐにアプリが更新されます。
※Google社の仕様により、最新バージョンに更新する準備ができたときにアプリが使用中の場合、アプリは更新中に閉じられ、利用者に影響を与える可能性があります。

■「90日後に更新」を選択した場合
最新バージョンに更新された後、90日間は自動的に更新されません。
90日間が経過すると、その時点で利用可能な最新バージョンのアプリが、「標準」を選択した場合と同様の条件で自動的に更新されます。
最新バージョンに更新されてから、90日間が経過しないうちに次の最新バージョンに更新された場合、新しい90日間の延期期間が開始されます。
※90日間の延期期間中、利用者はデバイスからGoogle Playストアにアクセスしアプリを手動で更新することが可能です。本項目を設定しても、利用者によるGoogle Play ストアからの手動更新を制御することはできません。

一般的に、アプリが自動的に更新される場合、次の条件が満たされる必要とされることがあります。

・デバイスが充電中であること
・デバイスがアイドル状態(アクティブに使用されていない)であること
・更新するアプリがフォアグラウンドで実行されていないこと

また、 最新バージョンに更新された場合にバージョンアップされるアプリは、デバイスにインストールが成功しているアプリが対象となります。
※「アプリの更新設定」を反映させるには、対象アプリのサイレントインストールが必須です。
※Google Playのアプリの更新チェックのタイミングにより、最大24時間のずれが生じる可能性があります。
※Googleの仕様では「アプリの更新設定」が「アプリ更新時に即更新」である場合は、この制約は適用されません。

4.「アプリ権限設定」の各項目を設定します。

項目 説明
固定しない 初期値の内容で設定する場合に選択します。設定は、後から変更できます。
許可しないに固定 アクセスを許可しない設定にする場合に選択します。設定は、後から変更できません。
許可に固定 アクセスを許可する設定にする場合に選択します。設定は、後から変更できません。
SPPM Agent for 3.0のアプリ権限設定で「許可しないに固定」を設定しないようにしてください。
「許可しないに固定」を設定してしまうと、SPPM Agent for 3.0が正しく動作しません。
5.「アプリパラメータ設定」で、「アプリパラメータ(Managed Configuration)」を設定するかどうか選択します。

6. 画面に沿った内容を入力し、「OK」を押下します。

「アプリ設定を完了しました。」と表示されたら、作業は完了です。

アプリの更新状況を確認する

アプリの更新状況を確認します。

1. 「アプリ」をクリックし、「Android 」-「Play ストアアプリ」の順にクリックします。

「Play ストアアプリ」画面が表示されます。

2. 更新状況を確認したいアプリのアプリ名をクリックします。

「Play ストアアプリ」画面が表示されます。

3. 更新ステータスが「更新指示完了」になっていることを確認します。

4. ステータスが「エラー」のデバイスがある場合は、「エラー」にチェックを入れ、「再配布」ボタンをクリックして新しいバージョンのアプリを再配布します。

備考:個別設定の設定について

個別設定を設定したい場合は弊社サポートデスクまでお問い合わせをお願いいたします。
1.最初の手順は上記「アプリの設定や権限、パラメータを設定する」の1~4までと同様となります。
2.「設定区分」で、アプリパラメータを設定するかどうか選択します。
3.「配布区分」で、アプリパラメータの適用方法を「一括設定」または「個別設定」から選択します。

・デバイスごとにパラメータを設定する場合は、「個別設定」を選択します。設定していないデバイスには、パラメータは適用されません。

4.必要な情報を入力します。

・「一括設定」を選択した場合は、入力値に必要な情報を「タイトル」、「入力値」、「型」、「説明」に入力します。

・「個別設定」を選択した場合は、「入力フォーマット出力」をクリックします。CSVファイルがダウンロードされたらファイルを開き、以下を参考に情報を入力して保存します。その後、「参照」ボタンをクリックし、登録するCSVファイルを選択します。

項目 説明
処理区分 操作の有無を選択します。新規登録するため、「1」を入力します。

・追加・変更を行わないデバイスには、「0」を入力します。

・設定を解除するデバイスには「3」を入力します。

tel 電話番号を入力します。
serial Wi-Fi MACアドレスまたはUUID(17桁)を入力します。
・「tel」と「serial」は、どちらか一方のみ入力してください。両方入力した場合は、「tel」の内容が優先して登録されます。

・入力しない項目がある場合は、その項目を列ごと削除してください。空欄が残っていると、アプリによっては、設定値が正しく反映されない場合があります。

CSVファイルを作成する際の注意事項
CSVファイルの文字コードは、管理サイトで設定されている言語によって異なります。日本語の場合はShift-JIS、英語の場合はUTF-8(BOM無し)を使用してください。これ以外の文字コードを使用した場合は、予期せぬ挙動が発生する可能性がございます。CSVファイルの作成手順は「 1.4.3 CSVファイルを作成する 」をご参照ください。

・電話番号を使用してCSVファイルで指定する場合は、デバイス一覧画面に表示される「電話番号1」列の電話番号を使用してください。

3.5.1. デバイス一覧

5.「OK」ボタンをクリックします。

「アプリ設定を完了しました。」と表示されたら、作業は完了です。

TOP