ソフトウェア・アップデート指示を行う対象バージョンと対象デバイスを選択し、ソフトウェア・アップデートを登録する方法について説明します。
最新OSバージョンを選択している場合は、スケジュールの設定が可能です。
・インストールを行う場合は、ダウンロード済みのバージョンと同じバージョンを選択してください。異なるバージョンを選択した場合は、選択したバージョンと異なるバージョンがインストールされるなど、意図しない動作が発生する可能性があります。
ダウンロードとインストールの実行については「3.16.1. ソフトウェア・アップデートの概要」を参照してください。 「ソフトウェア・アップデート」画面からアップデート指示を行ったバージョンは、「ソフトウェア・アップデート実行結果」画面から確認可能です。 「デバイス詳細情報」画面のソフトウェア・アップデートからアップデート指示を行った場合は、現在ダウンロード済みのバージョンを確認する方法はございません。ダウンロード済みのバージョンを、事前に確認しておく必要があります。 「3.16.3. ソフトウェア・アップデートの実行結果を確認する」、「3.5.2. デバイスの詳細情報を確認する」>「ソフトウェア・アップデート画面」 |
「ソフトウェア・アップデート」画面を表示する
1.「運用管理」をクリックし、「iOS」-「ソフトウェア・アップデート」の順にクリックします。
「ソフトウェア・アップデート」画面が表示されます。
「ソフトウェア・アップデート」画面の項目説明
項目 | 説明 |
---|---|
OS バージョン指定 | ソフトウェア・アップデート指示を行う対象バージョンを選択します。「最新 OS バージョン」か、「 OS バージョン指定」の選択肢から選択できます。
■「最新 OS バージョン」を選択した場合 表示されている最新 OS バージョンへのソフトウェア・アップデート指示を行います。 「適用スケジュール」の設定が可能です。 ■「OS バージョン指定」を選択した場合 選択肢の中から選択したバージョンへのソフトウェア・アップデート指示をおこないます。 |
デバイス選択 | ソフトウェア・アップデートを実行するデバイスを選択します。デバイス一覧から選択するか、CSVファイルで指定して選択します。
デバイス一覧画面には、「 OS バージョン指定」で選択したバージョンにアップデート可能なデバイスのみ表示されます。 選択したバージョンより新しいバージョンのデバイスは表示されません。 ステータスは、ソフトウェア・アップデート画面の「 OS バージョン指定」の項目で選択したバージョンに対するステータスが表示されます。 ステータスが「プロファイル適用中」。「ダウンロード中」、「インストール中」の場合は、新たにアップデート指示が設定できません。 デバイス選択後に「 OS バージョン指定」のバージョンの選択を変更した場合、デバイスの選択が解除される場合があります。 CSVファイルの作成方法については、「「デバイス選択」で指定するCSVファイルの作成方法」を参照してください。 |
適用スケジュール | ソフトウェア・アップデートをいつ実行するかを選択します。「スケジュール適用」を選択すると、実行する日時を指定できます。
「 OS バージョン指定」で「最新 OS バージョン」を選択した場合に設定できます。 適用スケジュールの詳細については、「「適用スケジュール」の配布タイミング」を参照してください。 |
・「 OS バージョン指定」の選択肢からバージョンを選択しソフトウェア・アップデート指示を行っても、Apple社の仕様によってアップデート指示が成功しない場合がございます。 |
「デバイス選択」で指定するCSVファイルの作成方法
「デバイス選択」で指定するCSVファイルは、以下のフォーマットで作成します。
「CSV(カンマ区切り)」の形式で保存してください。
行 | 項目 | フォーマット |
---|---|---|
1行目 | ヘッダー | tel,serial |
2行目以降 | 電話番号を指定する場合 | 09012345678, |
シリアル番号を指定する場合 | ,ABCDE12345 |
・シリアル番号は、10,11,12,17桁のみ登録可能です。
・CSVファイルの文字コードは、管理サイトで設定されている言語によって異なります。日本語の場合はShift-JIS、英語の場合はUTF-8(BOM無し)を使用してください。これ以外の文字コードを使用した場合は、予期せぬ挙動が発生する可能性がございます。CSVファイルの作成手順は「1.4.3. CSVファイルを作成する」を参照してください。 ・電話番号を使用してCSVファイルで指定する場合は、デバイス一覧画面に表示される「電話番号1」列の電話番号を使用してください。「電話番号2」列の電話番号を指定した場合、正しく対象選択することができません。 |
・管理サイトの「設定」-「マニュアル」の順にクリックして表示される画面で、CSVファイルなどの各種テンプレートファイルをダウンロードできます。 |
「適用スケジュール」の実行タイミング
「適用スケジュール」で選択できる実行タイミングは、以下のとおりです。
項目 | 説明 |
---|---|
即時適用 | 設定後、すぐに実行されます。 |
スケジュール適用 | 指定したスケジュールに従って実行されます。実行日と時間を指定できます。 |
・「スケジュール適用」の場合は、設定した実行日時以前であれば、実行をキャンセルできます。
・実行をキャンセルするには、「適用スケジュール」に表示される「設定解除」ボタンをクリックします。 ・登録済みの適用スケジュールの対象デバイスや実行日時を変更することはできません。変更したい適用スケジュールの設定解除を行い、再度、設定を登録してください。 |
「ソフトウェア・アップデート」を登録する
1.「運用管理」をクリックし、「iOS」-「ソフトウェア・アップデート」の順にクリックします。
「ソフトウェア・アップデート」画面が表示されます。
2.「OSバージョン指定」で、ソフトウェア・アップデート指示を行うバージョンを選択します。
- 最新 OS バージョンにアップロードを行いたい場合は、「最新 OS バージョン」を選択し、「スケジュール設定」の「適用スケジュール」を選択します。
- 最新 OS バージョン以外のバージョンにアップロードを行いたい場合は、「 OS バージョン指定」を選択し、選択肢の中から対象のバージョンを選択します。
3.「デバイス選択」で、ソフトウェア・アップデートを実行するデバイスを選択します。
- デバイス一覧から選択する場合は、「デバイス一覧から選択」を選択し、「選択」ボタンをクリックします。デバイス一覧画面で、デバイスを選択し、「OK」ボタンをクリックして、選択を完了します。
- CSVファイルで指定する場合は、「CSVで指定」を選択し、「参照」ボタンをクリックします。
4.「 OS バージョン指定」で「最新 OS バージョン」を選択した場合は、「スケジュール設定」の「適用スケジュール」で、「即時適用」、「スケジュール適用」のいずれかを選択します。
5.「OK」をクリックします。
登録内容を確認する画面が表示されます。内容を確認し、再度「OK」ボタンをクリックすると、登録が完了します。
「デバイス選択」画面のステータスアイコンの見かた
ソフトウェア・アップデートの適用状況は、ソフトウェア・アップデートの「デバイス選択」画面に表示されるステータスアイコンで確認します。表示されるアイコンの種類とステータスは、以下のとおりです。
アイコン | ステータス | 説明 |
---|---|---|
ー | プロファイル適用中 | ソフトウェア・アップデートを行う場合、「ソフトウェア・アップデートの遅延」のプロファイルが適用されているか確認し、SPPMが自動作成する「ソフトウェア・アップデートの遅延」のプロファイルの解除と適用を行います。
プロファイル適用状況の確認や、プロファイルの解除、もしくは適用を行っていることを表します。 |
![]() |
ダウンロード待ち | ソフトウェア・アップデートのダウンロード待ちであることを表します。
アップデート指示を行うとダウンロード指示が発行されます。 |
![]() |
ダウンロード中 | ソフトウェア・アップデートのダウンロード中であることを表します。 |
![]() |
ダウンロード済み | ソフトウェア・アップデートのダウンロード済みであることを表します。
再度アップデート指示を行うとインストール指示が発行されます。 |
![]() |
インストール中 | ソフトウェア・アップデートのインストール中であることを表します。 |
新しくソフトウェア・アップデートの設定を行えない場合
・「プロファイル適用中」、「ダウンロード中」、「インストール中」の場合は、新しくソフトウェア・アップデートの設定を行うことができないため、デバイスを選択できません。 「適用スケジュール」の複数設定と配信キャンセル ・ソフトウェア・アップデートの適用スケジュールは最大20件登録可能です。 ・ソフトウェア・アップデートの適用スケジュールを複数設定する場合は、対象デバイスごとに「適用スケジュール」を設定します。設定したいスケジュールぶん、「デバイス選択」で対象となるデバイスを選択し、適用スケジュールを設定する手順を繰り返します。スケジュール適用が1件以上登録されている場合は、デバイス選択方式の変更はできません。 ・ソフトウェア・アップデートの実行をキャンセルしたい場合は、「適用スケジュール」に表示される「設定解除」ボタンをクリックします。設定した実行日時を過ぎている場合は、キャンセルは行えません。 ・登録済みの適用スケジュールの対象デバイスや実行日時を変更することはできません。変更したい適用スケジュールの設定解除を行い、再度、設定を登録してください。 |
「ソフトウェア・アップデート」の実行をキャンセルする
スケジュール適用の適用スケジュールを設定解除することで、ソフトウェア・アップデートの実行をキャンセルすることができます。
1.「運用管理」をクリックし、「iOS」-「ソフトウェア・アップデート」の順にクリックします。
「ソフトウェア・アップデート」画面が表示されます。
2. 項目「スケジュール設定」で、設定を解除したい適用スケジュールの[設定解除]ボタンをクリックします。
3.「OK」をクリックします。
設定解除の内容を確認する画面が表示されます。内容を確認し、再度「OK」ボタンをクリックすると、設定解除が完了し、実行がキャンセルされます。
・複数のスケジュールを同時に設定解除可能です。
・設定した実行日時を過ぎている場合は、キャンセルは行えません。 ・適用スケジュールで「即時適用」を選択した場合は、キャンセルは行えません。 |
自動作成の構成プロファイルの適用状況を確認する
バージョンを指定してソフトウェア・アップデート指示を行った場合、SPPMが自動で「ソフトウェア・アップデートの遅延」のプロファイルを作成し適用する必要があります。
自動作成の「ソフトウェア・アップデートの遅延」のプロファイルの適用状況を確認する方法を説明します。
1. 「プロファイル」をクリックし、「iOS」-「構成プロファイル一覧」の順にクリックします。
「構成プロファイル一覧」画面が表示されます。
2. 検索欄の絞込み条件で「自動作成プロファイル」にチェックをいれて「検索」ボタンをクリックします。
「構成プロファイル一覧」画面に、自動作成プロファイルが表示されます。
3. 適用状況を確認するプロファイル名をクリックします。
SPPMが自動作成する「ソフトウェア・アップデートの遅延」のプロファイルは、プロファイル名が「Software Update Deferment for OS Version Specification」です。
・自動作成の「ソフトウェア・アップデートの遅延」プロファイルは解除しないでください。ソフトウェア・アップデートが正常に行われない場合がございます。 |
・対象のデバイスが全てプロファイル適用エラーになった場合や対象デバイスがなくなった場合は、SPPMが自動でプロファイルの解除や削除を行います。 |