デバイス登録を管理サイトから削除します。
デバイス登録を削除するには、「デバイス一覧」画面で、デバイスを選択して1つずつ削除する方法と、CSVで一括削除する方法があります。
これらの方法でデバイス登録を削除すると、管理サイト上の「デバイス一覧」画面からデバイス情報が削除されます。また、デバイスにインストールした「デバイス登録」のMDMプロファイルや、管理サイトからインストールした全ての構成プロファイルやアプリケーションが削除されます。
・iOSデバイス側の操作でMDMプロファイルや構成プロファイルを削除しただけでは、管理サイト上の「デバイス一覧」画面からはデバイス情報を削除できません。必ず以下のいずれかの方法でデバイス登録を削除してください。 ・デバイスの電源が入っていない場合や、デバイス登録削除の操作を実施してから24時間以内に通信が取れない場合、Apple社サーバーと接続できないため「デバイス一覧」画面からデバイス情報が削除されていてもデバイス自体から構成プロファイルやアプリが削除されないことがあります。 デバイス登録削除と合わせて構成プロファイルやアプリを削除したい場合には、事前にデバイス情報の収集が成功することをご確認ください。 |
デバイスを選択して1つずつデバイス登録を削除する
「デバイス一覧」画面でデバイスを選択し、1つずつデバイス登録を削除します。
1.「デバイス」をクリックします。
「デバイス一覧」画面が表示されます。
2. デバイス登録を削除したいデバイス名をクリックします。
詳細情報の画面が表示されます。
3.「デバイス登録削除」ボタンをクリックします。
4. 表示される画面の内容を確認し、「OK」ボタンをクリックします。
デバイス登録が削除されます。
デバイスをCSVで一括指定してデバイス登録を削除する
「デバイス一覧」画面でCSVファイルを指定し、一括でデバイス登録を削除します。
CSVファイルは、以下のフォーマットで作成します。
「CSV(カンマ区切り)」の形式で保存してください。
行 | 項目 | フォーマット |
---|---|---|
1行目 | ヘッダー | tel,serial |
2行目以降 (削除するデバイス情報) |
電話番号を指定する場合 | 09099999999, |
シリアル番号を指定する場合 | ,ABCDE12345 | |
電話番号とシリアル番号の両方一致を指定する場合 | 09099999999,ABCDE12345 |
CSV一括削除の注意事項
・CSVファイルに電話番号とシリアル番号の両方を指定した場合は、両方の情報が登録デバイスの情報と完全に一致している必要があります。 ・「デバイス一覧」画面に同一MSN(電話番号)が存在する場合、MSNのみを指定すると、エラーになります。同一のMSNが存在する場合は、MSNとシリアル番号の両方を指定するか、シリアル番号のみを指定してください。 ・シリアル番号は、10,11,12,17桁のみ登録可能です。 ・CSV一括削除は、1回の操作で1000件まで指定できます。 ・CSVファイルの文字コードは、管理サイトで設定されている言語によって異なります。日本語の場合はShift-JIS、英語の場合はUTF-8(BOM無し)を使用してください。これ以外の文字コードを使用した場合は、予期せぬ挙動が発生する可能性がございます。CSVファイルの作成手順は「1.4.3. CSVファイルを作成する」を参照してください。 ・電話番号を使用してCSVファイルで指定する場合は、デバイス一覧画面に表示される「電話番号1」列の電話番号を使用してください。「電話番号2」列の電話番号を指定した場合、正しく対象選択することができません。 |
CSV一括削除の対応デバイスについて
・CSVによるデバイス一括削除はiOS、Androidデバイス、PCに対応しています。 ・管理サイトの「設定」-「マニュアル」の順にクリックして表示される画面で、CSVファイルなどの各種テンプレートファイルをダウンロードできます。 |
1.「デバイス」をクリックします。
「デバイス一覧」画面が表示されます。
2.「CSV一括操作」ボタンをクリックします。
「CSV一括操作」画面が表示されます。
3.「操作種別」で「デバイス登録一括削除」が選択されていることを確認します。
4.「CSVファイル」で「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択して、「OK」ボタンをクリックします。
「デバイス一括削除」画面が表示されます。
5. 削除対象のデバイスを確認し、「OK」ボタンをクリックします。
CSVファイルで指定したデバイスのデバイス登録が削除されます。
デバイス側でMDMプロファイルを削除した場合の影響
iOSデバイスでは、デバイス側で「デバイス登録」のMDMプロファイルを削除できる仕様になっています。ただし、デバイス側でMDMプロファイルを削除した場合、以下の事象が発生するため注意してください。
- 管理サイトからインストールした構成プロファイルやアプリケーションは、全て削除されます。
- 「デバイス一覧」画面ではデバイス情報が表示されたままとなり、ステータスも「更新中」のままとなりますが、管理サイトからの命令を一切受け付けなくなります。
- 「デバイス一覧」画面のステータスが「更新中」のままで、管理サイトからの命令を受け付けなくなった状態が長く続いているデバイスは、管理サイトのログイン直後に表示されるダッシュボードの「情報待ちデバイス」に表示されるようになります。ダッシュボードの詳細については、「7.1. 管理状況の概要を確認する(ダッシュボード機能)」を参照してください。
デバイス側でMDMプロファイルを削除した場合の検知方法
デバイス側で「デバイス登録」のMDMプロファイルを削除した場合、管理サイトで検知することができます。管理サイトで検知するには、事前にセキュリティポリシー設定で「MDMプロファイル削除チェック」を「ON」にする必要があります。設定の詳細については、「3.12. セキュリティポリシーを管理する」を参照してください。
検知のパターンには、定期検出とリアルタイム検出があります。
定期検出の注意事項
- 定期検出ができるのは2013年4月15日以降に「デバイス登録」のMDMプロファイルが削除されたデバイスとなります。
- 2013年4月15日以前にMDMプロファイルが削除されたデバイスは定期検出で検知できません。
リアルタイム検出の注意事項
- デバイスのMDMプロファイルが2013年4月15日以前に登録されたデバイスの場合、リアルタイム検出を行うにはあらためてデバイス登録を行う必要があります。
- リアルタイム検出を行うには、iOS 5.0以降のデバイスで、プロファイル削除時にネットワークに接続されている必要があります。