3. iOSを管理する

3. iOSを管理する

3.8.5. アプリケーションをバージョンアップする

配布したアプリケーションを、リモートでアップデートします。

エンタープライズAppをバージョンアップする

管理サイトに、アップデート用のエンタープライズAppを登録して配布します。
登録・配布する手順は、新規のアプリケーションを登録・配布する場合と同様です。「3.8.2. アプリケーションを登録・設定・配布する」>「エンタープライズAppを登録・配布する」を参照してください。
ここでは、アップデートを指定する設定項目について説明します。

1.「Managed Apps登録」画面の「バージョンアップ」で「バージョンアップ」にチェックを入れ、該当のアプリケーションを選択します。

・バージョンアップするアプリケーションと登録するアプリケーションのアプリケーションIDが異なると、エラーになります。

・登録済のアプリケーションのステータスが「配布中」となっているデバイスに対して、アップデート用アプリケーションを登録すると、配布エラーになります。登録済のアプリケーションのインストールが完了してから行ってください。

・アプリケーションが正常に配布されない場合は、再適用を行ってください。

3.8.4. アプリケーション配布のキャンセル・エラー対応を行う」>「アプリケーション配布を再適用する
2. その他の項目を設定し、「OK」ボタンをクリックします。

アプリケーションが登録され、「適用スケジュール」で選択したスケジュールに従って配布されます。

エンタープライズAppのバージョンとステータスについて

・アップデートするエンタープライズAppのバージョンは、任意で決めることができます。バージョンアップ、バージョンダウンのどちらでも配布できます。

・バージョンアップ/バージョンダウン版のアプリケーションファイル(.ipa)は、既存のアプリケーションと同じidentifierでビルドする必要があります。

・バージョンアップ版がデバイスにインストールされると、バージョンアップ前のアプリケーションのステータスは「バージョン違い」となります。

アプリケーションの再配布について

・再配布は、アプリケーションごとに1つのバージョンのみ設定できます。

・登録済のアプリケーションに再配布を設定している場合は、アップデート用アプリケーションの「再配布する」チェックボックスはグレーアウトされます。アップデート用アプリケーションを再配布の対象としたい場合は、登録済のアプリケーションの再配布設定を解除してから設定してください。

App Storeアプリをバージョンアップする

管理サイトから、App Storeアプリのアップデートを指示します。アップデートを指示すると、App Storeからアプリケーションがダウンロードされます。
ただし、バージョン情報は管理されていないため、アプリケーションに更新がない場合もダウンロードされます。

1.「アプリ」をクリックし、「iOS」-「Managed Apps」の順にクリックします。

「Managed Apps一覧」画面が表示されます。

2.「App Store」タブをクリックします。
3. アップデートしたいアプリケーションを選択し、「アップデート」ボタンをクリックします。


「Storeアプリアップデート」画面が表示されます。

4.「デバイス選択」で「選択」ボタンをクリックします。


「デバイス選択」画面が表示されます。

5. 対象デバイスを選択し、「OK」ボタンをクリックします。


「Storeアプリアップデート」画面に戻ります。

6.「適用スケジュール」を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
3.8.2. アプリケーションを登録・設定・配布する」>「「適用スケジュール」の配布タイミング
7. 表示される確認画面で内容を確認し、「OK」ボタンをクリックします。


アプリケーションのアップデート指示が登録され、「適用スケジュール」で選択したスケジュールに従って配布されます。

デバイス側でアップデートがキャンセルされた場合のステータス遷移

デバイスに表示されるアップデート通知で、利用者が「戻る」をタップすると、アップデートがキャンセルされます。キャンセルされた場合のステータスの遷移について説明します。

エンタープライズAppの場合

アップデート用アプリケーションのステータスは「バージョン違い」となり、アップデート前のアプリケーションのステータスは「配布成功」となります。ステータスの遷移は以下のとおりです。
なお、再配布設定をしている場合は、翌日に自動再配布が実行されます。

App Store のアプリの場合

利用者がアップデートをキャンセルした場合、アプリケーションのステータスは「利用者拒否」となります。また、利用者がApple IDの入力を拒否した場合、アプリケーションのステータスは「エラー」となります。しかし、次回の情報更新時、旧バージョンがインストールされていることが確認されると「配布成功」となります。ステータスの遷移は以下のとおりです。

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