ここでは、ソフトウェア/ファイル/フォルダ/証明書の配布方法や配布・インストール方法を設定し、デバイスに配布する方法を説明します。
1.「アプリ」をクリックし、「Windows」-「ソフトウェア配布設定」の順にクリックします。
「ソフトウェア配布一覧」画面が表示されます。
2.「新規登録」ボタンをクリックします。
「ソフトウェア配布設定登録」画面が表示されます。
3. 各項目を入力します。
・「種別」で選択する配布方法によって、設定する項目が異なります。各項目の詳細は、「「ソフトウェア配布設定登録」画面の項目説明」を参照してください。
4.「OK」ボタンをクリックします。
ソフトウェア/ファイル/フォルダ/証明書の配布設定が登録され、「適用スケジュール」で選択したスケジュールに従って配布されます。
配布状況を確認するには
ソフトウェアが配布されたかどうかは、「ソフトウェア配布一覧」画面で確認できます。
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「ソフトウェア配布設定登録」画面の項目説明
選択する種別(配布方法)によって、設定項目の一部が異なります。ここでは、共通の設定項目を説明します。
種別によって異なる設定項目については、以下を参照してください。
- 「「1.ソフトウェアの配布とインストールを行う(ファイル指定)」の場合」
- 「「2.ソフトウェアの配布とインストールを行う(パス指定)」の場合」
- 「「3.ソフトウェアの配布を行う(ファイル指定)」の場合」
- 「「4.ファイルの配布を行う(パス指定)」の場合」
- 「「5.フォルダの配布を行う(パス指定)」の場合」
- 「「6.共通(ルートCA等)証明書のインポートを行う(ファイル指定)」の場合」
- 「「7.個別証明書の一括インポートを行う(ファイル指定)」の場合」
項目 | 説明 |
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設定名 | ソフトウェア/ファイル/フォルダ/証明書の配布設定の名前を入力します。 |
説明文 | ソフトウェア/ファイル/フォルダ/証明書の配布設定の説明文を入力します。 |
種別 | 配布方法や配布・インストール方法を選択します。 選択する種別によって、設定項目の一部が異なります。 |
適用スケジュール | 配布または配布・インストールを開始するスケジュールを指定します。
・「通常適用」を選択すると、10分後に配布されます。配布される前まで配布をキャンセルできます。 ・「即時適用」を選択すると、即時に配布されます。配布をキャンセルすることはできません。 ・「スケジュール適用」を選択すると、指定した日時に配布されます。指定した日時の2分前まで配布をキャンセルできます。
・MDM登録時に、自動でソフトウェアを配布する設定にした場合、「スケジュール適用」は利用できません。「通常適用」または「即時適用」を選択してください。 |
自動でソフトウェアを配布する設定にした場合の配布タイミング
MDM登録時に、自動でソフトウェアを配布する設定にした場合、ソフトウェアが配布・インストールされるのは、初回インベントリ収集が完了し、管理サイトで「最新情報に更新」ボタンをクリックして、管理サイトに対象デバイスの情報が表示された後の、以下のいずれかのタイミングです。 ・デバイス側で設定を同期したとき ・デバイス側でインベントリを送信したとき ・デバイスがポーリング間隔の1時間ごとに管理サイトにアクセスしたとき |
「1.ソフトウェアの配布とインストールを行う(ファイル指定)」の場合
管理サイトに登録したソフトウェアを、デバイスに配布・インストールする場合に選択します。
ソフトウェアは、事前に管理サイトに登録しておく必要があります。 |
項目 | 説明 |
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種別 | 「1.ソフトウェアの配布とインストールを行う(ファイル指定)」を選択します。 |
配布元 | 「選択」ボタンをクリックし、配布・インストールするソフトウェアを選択して、「OK」ボタンをクリックします。
・ソフトウェアは、管理サイトに登録した「登録名」で表示されます。 |
オプション指定 | サイレントインストールに対応しているソフトウェアを配布する場合に、サイレントインストールのオプションを入力します。
・オプションは、ソフトウェアごとに異なります。詳細は、ソフトウェアの開発元に確認してください。 |
デバイス登録時に配信 | 新規デバイスの登録時に、ソフトウェアを自動で配布するかどうかを指定します。 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れた場合は、対象の範囲を「全体」または「グループ」から選択します。 |
デバイス選択 | 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れない場合に、対象デバイスを選択します。デバイス一覧から選択するか、CSVファイルで指定します。
・「デバイス一覧から選択」を選択した場合は、「選択」ボタンをクリックし、デバイスを選択します。 ・「CSVで指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。 |
「2.ソフトウェアの配布とインストールを行う(パス指定)」の場合
自社内のサーバなどに保存されているソフトウェアのパスを指定して、デバイスに配布・インストールする場合に選択します。配布するソフトウェアに任意でバージョン番号を付けることができます。
項目 | 説明 |
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種別 | 「2.ソフトウェアの配布とインストールを行う(パス指定)」を選択します。 |
バージョン | 配布・インストールするソフトウェアのバージョン番号を入力します。 |
配布元 | 配布・インストールするソフトウェアが保存されているパス(実行ファイル名まで)をUNCパスで入力します。
・UNCパスは、「¥¥サーバ名¥共有フォルダ名¥ファイル名」の形式で入力します。ファイル名まで入力してください。 |
ファイルサイズ | 配布・インストールするソフトウェアのファイルサイズを入力します。 |
ユーザ名 | 配布元のサーバなどにアクセスする際のユーザ名を入力します。
・ドメインアカウントでアクセスする場合は、「ドメイン名¥ユーザ名」の形式で入力します。 |
パスワード | 配布元のサーバなどにアクセスする際のパスワードを入力します。 |
オプション指定 | サイレントインストールに対応しているソフトウェアを配布する場合に、サイレントインストールのオプションを入力します。
・オプションは、ソフトウェアごとに異なります。詳細は、ソフトウェアの開発元に確認してください。 |
デバイス登録時に配信 | 新規デバイスの登録時に、ソフトウェアを自動で配布するかどうかを指定します。 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れた場合は、対象の範囲を「全体」または「グループ」から選択します。 |
デバイス選択 | 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れない場合に、対象デバイスを選択します。デバイス一覧から選択するか、CSVファイルで指定します。
・「デバイス一覧から選択」を選択した場合は、「選択」ボタンをクリックし、デバイスを選択します。 ・「CSVで指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。 |
「3.ソフトウェアの配布を行う(ファイル指定)」の場合
管理サイトに登録したソフトウェアを、デバイスに配布する場合に選択します。配布先には、デバイスのドライブ名とフォルダ名を指定します。
・ソフトウェアは、事前に管理サイトに登録しておく必要があります。
・ソフトウェアの配布時にインストールは実行されません。 |
項目 | 説明 |
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種別 | 「3.ソフトウェアの配布を行う(ファイル指定)」を選択します。 |
配布元 | 「選択」ボタンをクリックし、配布するソフトウェアを選択して、「OK」ボタンをクリックします。
・ソフトウェアは、登録した「登録名」で表示されます。 |
配布先 | ソフトウェアを配布するデバイスのドライブ名とフォルダ名を入力します。
・例えば、Cドライブのtempフォルダに配布する場合は、「C:¥temp¥」のように入力します。フォルダ名の最後に「¥」を付けてください。 |
デバイス登録時に配信 | 新規デバイスの登録時に、ソフトウェアを自動で配布するかどうかを指定します。 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れた場合は、対象の範囲を「全体」または「グループ」から選択します。 |
デバイス選択 | 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れない場合に、対象デバイスを選択します。デバイス一覧から選択するか、CSVファイルで指定します。
・「デバイス一覧から選択」を選択した場合は、「選択」ボタンをクリックし、デバイスを選択します。 ・「CSVで指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。 |
「4.ファイルの配布を行う(パス指定)」の場合
自社内のサーバなどに保存されているソフトウェアやファイルのパスを指定して、デバイスに配布する場合に選択します。配布先には、デバイスのドライブ名とフォルダ名を指定します。
ソフトウェアの配布時にインストールは実行されません。 |
項目 | 説明 |
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種別 | 「4.ファイルの配布を行う(パス指定)」の場合」を選択します。 |
配布元 | 配布するソフトウェアやファイルが保存されているパス(ファイル名まで)をUNCパスで入力します。
・UNCパスは、「¥¥サーバ名¥共有フォルダ名¥ファイル名」の形式で入力します。ファイル名まで入力してください。 |
ファイルサイズ | 配布するソフトウェアやファイルのファイルサイズを入力します。 |
ユーザ名 | 配布元のサーバなどにアクセスする際のユーザ名を入力します。
・ドメインアカウントでアクセスする場合は、「ドメイン名¥ユーザ名」の形式で入力します。 |
パスワード | 配布元のサーバなどにアクセスする際のパスワードを入力します。 |
配布先 | ソフトウェアやファイルを配布するデバイスのドライブ名とフォルダ名を入力します。
・例えば、Cドライブのtempフォルダに配布する場合は、「C:¥temp¥」のように入力します。最後に「¥」を付けてください。 |
デバイス登録時に配信 | 新規デバイスの登録時に、ソフトウェアを自動で配布するかどうかを指定します。 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れた場合は、対象の範囲を「全体」または「グループ」から選択します。 |
デバイス選択 | 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れない場合に、対象デバイスを選択します。デバイス一覧から選択するか、CSVファイルで指定します。
・「デバイス一覧から選択」を選択した場合は、「選択」ボタンをクリックし、デバイスを選択します。 ・「CSVで指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。 |
「5.フォルダの配布を行う(パス指定)」の場合
自社内のサーバなどに保存されているソフトウェアのフォルダを指定して、デバイスに配布する場合に選択します。配布先には、デバイスのドライブ名とフォルダ名を指定します。
ソフトウェアの配布時にインストールは実行されません。 |
項目 | 説明 |
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種別 | 「5.フォルダの配布を行う(パス指定)」を選択します。 |
配布元 | 配布するソフトウェアが保存されているフォルダのパスをUNCパスで入力します。
・UNCパスは、「¥¥サーバ名¥共有フォルダ名¥」の形式で入力します。フォルダ名の最後に「¥」を付けてください。 |
ファイルサイズ | 配布するソフトウェアのファイルサイズを入力します。 |
ユーザ名 | 配布元のサーバなどにアクセスする際のユーザ名を入力します。
・ドメインアカウントでアクセスする場合は、「ドメイン名¥ユーザ名」の形式で入力します。 |
パスワード | 配布元のサーバなどにアクセスする際のパスワードを入力します。 |
配布先 | ソフトウェアを配布するデバイスのドライブ名とフォルダ名を入力します。
・例えば、Cドライブのtempフォルダに配布する場合は、「C:¥temp¥」のように入力します。フォルダ名の最後に「¥」を付けてください。 |
デバイス登録時に配信 | 新規デバイスの登録時に、ソフトウェアを自動で配布するかどうかを指定します。 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れた場合は、対象の範囲を「全体」または「グループ」から選択します。 |
デバイス選択 | 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れない場合に、対象デバイスを選択します。デバイス一覧から選択するか、CSVファイルで指定します。
・「デバイス一覧から選択」を選択した場合は、「選択」ボタンをクリックし、デバイスを選択します。 ・「CSVで指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。 |
「6.共通(ルートCA等)証明書のインポートを行う(ファイル指定)」の場合
管理サイトに登録した共通証明書を、デバイスに配布・インポートする場合に選択します。
証明書は、事前に管理サイトに登録しておく必要があります。 |
項目 | 説明 |
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種別 | 「6.共通(ルートCA等)証明書のインポートを行う(ファイル指定)」を選択します。 |
証明書 | 「選択」ボタンをクリックし、配布・インポートする共通証明書を選択して、「OK」ボタンをクリックします。 |
配布先の証明書ストア名 | 配布・インポートする証明書の種類に応じて、配布先の証明書ストア名を選択します。
・Windows OSの仕様により、「2.信頼されたルート証明機関」を選択した場合、配布時にデバイス上にセキュリティ警告画面が表示されます。利用者がキャンセルすると、証明書はインポートされません。 |
配布先の証明書ストアの種類 | 配布先の証明書ストアの種類を、配布・インポートする証明書に応じて、「現在のユーザ」または「ローカルコンピュータ」から選択します。 |
デバイス登録時に配信 | 新規デバイスの登録時に、ソフトウェアを自動で配布するかどうかを指定します。 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れた場合は、対象の範囲を「全体」または「グループ」から選択します。 |
デバイス選択 | 「デバイス登録時に配信する」にチェックを入れない場合に、対象デバイスを選択します。デバイス一覧から選択するか、CSVファイルで指定します。
・「デバイス一覧から選択」を選択した場合は、「選択」ボタンをクリックし、デバイスを選択します。 ・「CSVで指定」を選択した場合は、「参照」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。 |
「7.個別証明書の一括インポートを行う(ファイル指定)」の場合
複数の個別証明書を、デバイスに一括で配布・インポートする場合に選択します。
個別証明書の一括インポートを利用する場合は、以下の2つのファイルを作成します。
(1)個別証明書のZIPファイル
複数の個別証明書を1つのZIPファイルにまとめて圧縮します。パスワードは設定しないでください。
(2)配布情報のCSVファイル
個別証明書の配布先のコンピュータ名、個別証明書のファイル名とパスワードを記載したCSVファイルを作成します。
CSVファイルは、以下のフォーマットに従って記載し、CSV形式(.csv)で保存します。
行 | 項目 | 記載例 |
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1行目 | ヘッダー | computername,certfilename,password |
2行目以降 | コンピュータ名,個別証明書のファイル名,パスワード | PCname1,mdmtest08.p12,pass08 PCname2,mdmtest09.p12,pass09 PCname3,mdmtest10.p12,pass10 |
・個別証明書の一括インポートで利用できる証明書の対応形式は、「.p12」のみです。
・1つのCSVファイルで3000台までデバイスを指定できます。 ・管理サイトの「設定」-「マニュアル」の順にクリックして表示される画面で、CSVファイルなどの各種テンプレートファイルをダウンロードできます。 |
CSVファイルを作成する際の注意事項
CSVファイルの文字コードは、管理サイトで設定されている言語によって異なります。日本語の場合はShift-JIS、英語の場合はUTF-8(BOM無し)を使用してください。これ以外の文字コードを使用した場合は、予期せぬ挙動が発生する可能性がございます。CSVファイルの作成手順は「1.4.3. CSVファイルを作成する」を参照してください。 |
項目 | 説明 |
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証明書 | 「参照」ボタンをクリックし、複数の個別証明書をまとめたZIPファイルを選択して、「OK」ボタンをクリックします。 |
CSV | 「参照」ボタンをクリックし、配布先のコンピュータ名、配布する個別証明書のファイル名とパスワードを記載したCSVファイルを選択して、「OK」ボタンをクリックします。 |
配布先の証明書ストア名 | 配布・インポートする証明書の種類に応じて、配布先の証明書ストア名を選択します。
・Windows OSの仕様により、「2.信頼されたルート証明機関」を選択した場合、配布時にデバイス上にセキュリティ警告画面が表示されます。利用者がキャンセルすると、証明書はインポートされません。 |
配布先の証明書ストアの種類 | 配布先の証明書ストアの種類を、配布・インポートする証明書に応じて、「現在のユーザ」または「ローカルコンピュータ」から選択します。 |