ここでは、ユーザーにデバイスの割り当てをする方法について説明します。
デバイス割り当てについて
ユーザーにデバイスを割り当てる方法は、以下の表に示す3つの方法があります。
方法 | 説明 |
---|---|
1.自動で割り当てる | デバイス登録時にSPPMへのデバイス登録とシングルサインオンのユーザー認証を一度に行えます。(シームレスなデバイス登録機能)
・iOS/iPadOSの場合 ADEの登録とADEプロファイルの登録が必要になります。詳細は、「3.4.Automated Device Enrollment(ADE (旧DEP))を利用してデバイスを登録する」 を参照してください。 ・Androidの場合 Android Enterprise(AE) の登録が必要になります。詳細は、「4.2.Android Enterprise を事前設定する」 を参照してください。 |
2.手動で割り当てる | デバイス登録時にユーザー認証をせずに、デバイス登録成功後、手動でユーザーとデバイスを割り当てることができます。
詳細は、「デバイス割り当てをする」を参照してください。 |
3.CSVで一括割り当てをする | 割り当てデバイス数とユーザー数が多い場合、CSVで一括割り当てをすることができます。 詳細は、「CSVファイルを用いてデバイス割り当てをする」を参照してください。 |
デバイス割り当てをする
ここでは、デバイス登録が完了しているが、まだユーザー割り当てが完了していないデバイスを割り当てる方法について説明します。
1.Admin管理者またはユーザー管理者の権限を持つユーザーIDでログインします。
2.「ユーザー」-「ユーザー一覧」 の順にクリックします。
「ユーザー一覧」画面が表示されます。
3.デバイスを割り当てたいユーザーIDをクリックします。
「ユーザー詳細」画面が表示されます。
4.「デバイス」タブをクリックします。
「MDM管理デバイス」と「認証アプリ導入済みデバイス」が表示されます。
5.「MDM管理デバイス」の右下にある「デバイスの割り当てへ」ボタンをクリックします。
「デバイス割り当て」画面が表示されます。
6.デバイスを割り当てたいデバイス名の左側にあるチェックボックスをクリックします。
「設定確認へ」ボタンがクリックできるようになります。
ユーザーとデバイスの割り当ては1度に1デバイスまでとなります。 |
複数のデバイス割り当てを行いたい場合は、複数回繰り返すか、CSVファイルを用いた一括登録をご利用ください。CSVファイルを用いたデバイス一括登録については、CSVファイルを用いてデバイス割り当てをする を参照してください。
7.「設定確認へ」ボタンをクリックします。
「設定確認」画面が表示されます。
8.「OK」ボタンをクリックします。
「ユーザー詳細」画面に戻ります。
MDM管理デバイスの欄に設定したデバイス情報が表示されているのを確認してください。
CSVファイルを用いてデバイス割り当てをする
CSVファイルを用いてデバイス割り当てを行う操作手順について説明します。
1.Admin管理者またはユーザー管理者の権限を持つユーザーIDでログインします。
2.「ユーザー」-「ユーザー一覧」 の順にクリックします。
「ユーザー一覧」画面が表示されます。
3.「CSV一括操作」ボタンをクリックします。
「CSV一括操作」画面が表示されます。
4.「テンプレート」のデバイス一括割り当て/解除」の項目にあるダウンロードボタンをクリックします。
「template_device.zip 」を任意の場所に保存します。
5.「template_device.zip」を展開します。
「デバイス一括割り当てテンプレート.xlsx」と「デバイス一括割り当て解除テンプレート.xlsx」2つのファイルを確認します。
6.「デバイス一括割り当てテンプレート.xlsx」を開きます。
「はじめに」 タブに説明がありますので、確認します。
7.「テンプレート」タブを開きます。
8.「ユーザーID」、「電話番号」、「シリアル」、「IMEI」、「クライアントID」が入力必須項目になります。各項目の詳細については、デバイス割り当てテンプレートの項目説明を参照してください。
9.Excel上で作成したユーザー情報を「ファイルの種類 「CSV(コンマ区切り)」で保存します。
保存方法は、「デバイス一括割り当てテンプレート.xlsx」 の「はじめに」タブを参照してください。
Excel側の画面で、はじめにタブの位置を表示する。
10.作成したCSVファイルを管理サイトに読み込ませます。
「CSV一括操作」画面の「一括操作」の項目から、「デバイス一括割り当て」を選択します。
11.CSVファイルを選択する画面が表示します。
12.「ファイルを選択」ボタンをクリックして作成したCSVファイルを選択し「OK」ボタンをクリックします。
13.「デバイス一括割り当て」画面が表示され、「X件のデバイス割り当て処理を受け付けました。」と画面に表示します。件数を確認して、「戻る」ボタンをクリックします。
「ユーザー一覧」画面が表示されます。
・デバイス割り当てには件数にもよりますが、画面へ反映するまでにお時間がかかる場合はあります。
・ CSVファイルの実行結果は、「CSV一括操作」画面の「実行履歴」に表示します。 実行結果に、成功〇件 失敗0件となっていれば問題ありません。 失敗に件数が表示されている場合は、エラー内容が記載された詳細ファイルを「ダウンロード」ボタンをクリックして確認します。 |
CSVファイルアップロード時の注意事項
・CSVファイルの文字コードは、管理サイトで設定されている言語によって異なります。 管理サイトでCSVファイル内にて日本語の場合は、Shift-JIS、英語の場合はUTF-8(BOM無し)を使用してください。日本語を使用して、ファイル保存時に「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.CSV)」を選択すると、UTF-8 BOM付で保存されます。「CSV(コンマ区切り)(*.CSV)」を選択して保存してください。 これ以外の文字コードを使用した場合は、予期せぬ挙動が発生する可能性がございます。 |
デバイス割り当てテンプレートの項目説明
(*)のついている所は、「テンプレート」タブで入力必須(赤い項目は必須項目です。)
項目 | 説明 |
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ユーザーID(*) | メールアドレス形式で入力します。
メールアドレスはご契約の環境ごとに重複しないように設定してください。 入力規則の詳細は、8.2.1ユーザー情報を個別で登録するを参照してください。 |
電話番号(*) | 電話番号(ハイフンはありでもなしでも構いません。入力した状態で表示されます)
Excelを使用しているとスマートフォンなどの電話番号で先頭の0が非表示になりますが、システムで補完しますので、そのままで問題ありません。 |
シリアル(*) | 端末のシリアル番号を入力します。 |
IMEI(*) | 端末のIMEIを入力します。
・IMEIの設定値に空白が含まれる場合がありますが、CSVファイルを管理サイトへ取り込む時には無視されますので、空白を入れて入力しても問題はありません。 |
クライアントID(*) | クライアントIDを記載します(Windows/Macの場合)
スマートフォンの場合は入力しなくても問題ありません。 |
テンプレートシートの各項目は正確な形式で入力していただく必要があります。 入力に不備があると、管理画面にて「CSVエラー」が表示され、そのエラーが解消されるまでアップロードが行えません。 「CSVエラー」が発生した場合、「エラー詳細ダウンロード」を押してエラーの詳細をダウンロードし、その中身を確認することでエラーの原因を確認することができます。 |